過去公演


2019年

  サンクコストは墓場に立つ

  2019年1月12日〜14日

  京都芸術センター フリースペース

 

サンクコストとは”埋没した費用”という意味で取り返しのつかない費用はどうしようもないが「今までこんなに使ったし」「ここでやめたら」「こんなにやったし」と未練たらしくその費用をかけ続けることを言うのですがその言葉に魅力を感じまして今作が出来上がっていきました。

とある医学部との解剖棟の地下で”死体運び”にまつわる演劇で、山下残さんの大きな体を5人ほどで右に左に運びながらその重量感から見えてきた物語や会話紡いでいきました。(村上)


2016年〜2017年

 

  僕たちは、世界を変えることができない

  2016年12月17日・18日(三重)、2016年12月23日〜25日(京都)、2017年1月14日・15日(横浜)

   三重県文化会館、京都芸術センター、 KAAT神奈川芸術劇場

 

  10年前に京都造形芸術大学の卒業制作で執筆して、特別奨励賞を頂いてから未上演のままで「大きな劇場で

  やれるようになったらやる!」と宣言していた結果、ご縁もあって3都市でツアーさせていただきました。

  戦地に行って戦争絵画を描きたいという少女を追いかけてそれを守るため兵士になる男の物語。土囊袋飛び

  交う風景で描き出した公演でした。(村上)

 

  ハイアガール

  2016年1月20日~24日

  京都芸術センター 講堂

 

  新しい街へ引っ越してきて突然、友人を亡くした少女が友人の死を乗り越える物語。舞台には一本の煙突が

  あり、そこへ登ったり降りたり、はたまた地面を転がったり、コマみたいにくるくる廻ったり、もがいてあ

  がいてなんとかどん底の気持ちから這い上がろうとさせられたり、したりしながら少女の壊れそうになりな

  がらも踏ん張る姿を描きました。(村上)


2014年

 

  プール

  2014年11月27日〜30日

  京都芸術センター フリースペース

 

父と娘のすれ違いを土嚢袋400袋が飛び交う中でプールとごみ処理施設を行き来しながら描いた京都芸術セ

ンターで上演した演劇作品。南志穂の心にくる叫びとオペラとピアノの生演奏、壮大だけど、淋しさを抱え、

俳優さんが、土嚢袋を投げるのがどんどん上手くなって行った公演でした。(村上)


2013年

  夕凪アナキズム

  2013年1月25日~28日

  元・立誠小学校 

 

音楽室沈黙劇へのアンサーとして制作された恋愛葛藤劇。夕凪の穏やかな時間に溢れる豊かでおしゃべりな心

を描いた恋愛群像劇。とにかく徹頭徹尾、看護婦さんに恋したおじさんの恋愛の葛藤と夕焼けロードを歩く若

者たちの恋愛を織り交ぜながら作り上げました。(村上)

  突然ダークネス

  20131220日〜23

  元・立誠小学校 

 

音楽室劇場の床も壁面も天井もブラックシートで包み、俳優がどこから出てくるかわからない神出鬼没な空間から産み出したサスペンスホラー作品。重低音で劇場の窓が揺れ、ブラックシートが揺れて、物語の恐怖性を際立てくれてた。(村上)


2012年

友情のようなもの2012年3月7日~12日 元・立誠小学校 職員室俳優が80分「転がり」ながら熱狂と若者の葛藤を演じた青春群像劇作品。このアイデアは、はやいこと再演したい作品です。(村上)

2009年

『CONNECT vol.2』再演 現代アングラー20092009年1月30日~2月1日精華小劇場観客席での空想体験や自分の過去、沸き起こる初期衝動を描いた作品。自分が観客席にいるときに体感するすべてを盛り込み、演劇が終わった時、その演劇のはじまりになればと、観客席を破 壊/再生させながら描いた。(村上)